高知-2.四万十川(その2) 平成25年6月5日(水)曇り
8時過ぎに川を見下ろす高台にあるホテルから川沿いにある貸自転車の基地に向かう。今日はここから自転車で昨日の到達点の次の橋が架かる地点まで川を下り、架橋地点でUターンしここに戻ってくる計画である。基地の手前から川を見れば、愛媛県から流れ出しここ江川崎で本流に合流する広見川が見える。いずれはこの広見川の遡行に再びこの地から開始することになるだろう。
対岸の大きな集落とこちらを結ぶ西土佐大橋の袂には親柱と並んで橋の緒元が記入された石碑が道路側に向かって建っている。こんなに大きな諸元表はお初にお目に掛かる。西土佐村民はよほどこの橋の完成が嬉しかったのだろう。
対岸の大きな集落とこちらを結ぶ西土佐大橋の袂には親柱と並んで橋の緒元が記入された石碑が道路側に向かって建っている。こんなに大きな諸元表はお初にお目に掛かる。西土佐村民はよほどこの橋の完成が嬉しかったのだろう。
今日は自転車を借りた所に返すので昨日のようなマウンテンバイクでは無くごく普通の自転車を借りる。こちらは3時間で315円とリーズナブル。8時半過ぎに出発し左岸側の村道(今は四万十市道)を下流に向かう。途中新しい橋の建設工事の最終段階の姿を見る。最新の形式の橋が間もなく完成する。次の橋で国道がこちらに渡ってきて今度は国道を南に進む。
岩間地区に来ると突然自転車の前輪のタイヤがパンクしたのに気づく。直ぐに携帯で連絡すると、20分ほどで代りの自転車を軽トラに載せて受付時の女性がやって来る。携帯はこういう時に使う物である。待っている間は見晴らしいの良い所なので岩間の沈下橋をぼんやりと眺めて時を過ごす。
走りを再開し10分ほど走ると遠くに茅生(かよう)大橋の高い塔が見えだす。この橋はPC斜張橋で、ケーブルは13段のケーブルを並行に張り渡すハープ形式である。放射状に張り渡すファン形式が多い中よくぞ塔高が高くなるハープ形式を採用した物である。丁度県の道路巡回車が来たのでそのことを話すと、「いろいろ反対の意見も有りましたが、四万十川との景観調和を理由に採用しました」とおっしゃる。
岩間地区に来ると突然自転車の前輪のタイヤがパンクしたのに気づく。直ぐに携帯で連絡すると、20分ほどで代りの自転車を軽トラに載せて受付時の女性がやって来る。携帯はこういう時に使う物である。待っている間は見晴らしいの良い所なので岩間の沈下橋をぼんやりと眺めて時を過ごす。
走りを再開し10分ほど走ると遠くに茅生(かよう)大橋の高い塔が見えだす。この橋はPC斜張橋で、ケーブルは13段のケーブルを並行に張り渡すハープ形式である。放射状に張り渡すファン形式が多い中よくぞ塔高が高くなるハープ形式を採用した物である。丁度県の道路巡回車が来たのでそのことを話すと、「いろいろ反対の意見も有りましたが、四万十川との景観調和を理由に採用しました」とおっしゃる。
通りかかった観光客もここで車を停め橋をバックに写真を撮っている。良かったね、ハープ形式にして。ここでUターンし来た道を江川崎に向かう。今回の遡行最後の六番目の岩間の沈下橋を見ながら快調に走る。今日は尻も手首も大丈夫だー。国道には沈下橋と休憩所の案内標識が設置され、道路脇の要所、要所には案内地図も完備され、至れり尽くせりである。今までの四国の3桁国道では大型トラックと地元の軽トラが主体であったが、ここでは県外ナンバーの乗用車が多く通行している。リタイア組の車による旅行先として四万十川は魅力が有るのだろう。高速道路が窪川まで伸びてきたのも追い風になったようだ。
国道が左岸側から右岸側に渡る津大橋(つだいはし)の右岸側の袂に乙姫らしき女性が川に向かいタブレットらしき物を持って佇んでいる。西土佐は星観測を観光の目玉にしており、その一環として乙姫さまを持ち出したようだ。タブレットの画面らしき物を覗いてみると牽牛とのやりとりが見える。なかなか凝ったものを作ったものだ。
国道を北に向かい西土佐の中心である奈路に入る。元役場、JA、農産物発売所などが有り、今まで見て来た川沿いの町、村とは異なり賑わいが有る。上手げな弁当が有ったので昼食用に買う。広見川との合流点に架かる橋を診てUターンし、自転車基地に戻り自転車を返す。パンクで御足労を掛けたお返しに土産を買って1.5km先の江川崎駅に向かう。
12時40分発の列車まで時間があるのでぶらぶらと駅に向かう。宇和島と窪川を結ぶ予土線はかつてはここ江川崎が終点で、盲腸線の時代が続いたが昭和49年に窪川までの四万十川沿いの新線が完成し、今では途中駅となってしまった。端末駅の名残の広い構内にはレールも残り往時をしのばせてくれる。
ホームのベンチでくだんの弁当を食べ列車を待つ。数名の観光客も現れ単行のオールベンチシートのキハ54が到着し、直ぐに発車する。大きく曲がりくねる四万十川沿いの鉄路を短縮するためトンネルで串刺して列車は上流に向かう。
土佐大正駅で対向列車も無いのに15分の停車。トイレの無い列車なのでトイレ休憩を採ったと解釈する。若井駅の手前の信号所からは土佐くろしお鉄道の線路に入り、窪川まで他人の線路上を走る。この線には若井と半家と、相反する駅名が有る。
窪川駅で帰りの南風のグリーン指定席券を交付してもらい帰路につく。高知駅では約束どおり駅弁を買いに立ち寄ると半額セールなので名物のかつおたたき弁当と日曜市のおばあ弁当を購入し晩飯に備える。
土佐大正駅で対向列車も無いのに15分の停車。トイレの無い列車なのでトイレ休憩を採ったと解釈する。若井駅の手前の信号所からは土佐くろしお鉄道の線路に入り、窪川まで他人の線路上を走る。この線には若井と半家と、相反する駅名が有る。
窪川駅で帰りの南風のグリーン指定席券を交付してもらい帰路につく。高知駅では約束どおり駅弁を買いに立ち寄ると半額セールなので名物のかつおたたき弁当と日曜市のおばあ弁当を購入し晩飯に備える。
今日の走行、歩行距離:21.0km。調査した橋の数:5。
総歩行距離:6,046.7km。総調査橋数:9,588。
使用した1/25,000地形図:「口屋内」(宇和島2号-3)、「江川崎」(宇和島1号-4)
総歩行距離:6,046.7km。総調査橋数:9,588。
使用した1/25,000地形図:「口屋内」(宇和島2号-3)、「江川崎」(宇和島1号-4)