私たちはこれまで実施したインフラ整備事業をとおして蓄積した豊富な知識・経験を活用し、技術者・予算不足の時代に備えた、また一般市民の公共事業に対する要求の多様化に応じた公共事業の実現を目指し、公共事業の技術監査、工事監督及び竣工検査等の受託業務を行います。
一般市民は、公共事業実施にあたって低廉な価格で建設し、維持管理費用のかからない長持ちのする公共施設を入手することを求めています。また、その用途やデザインに対する要求も多様化しています。
行政側もこれら一般市民の要望に応えるべく、経済性・効率性の高い、かつ使用したくなる魅力のある公共事業の実施を望んでいます。同時にこれら事業の計画・設計・施工・維持管理の過程を高い透明性のもとで一般市民に公開していかねばなりません。
地方自治法199条では監査委員が地方自治体の実施する事業について監査することが定められており、監査委員は,定期監査のほかに必要があると認めるときは,いつでも財務に関する事務の執行などの監査を実施することができ,市町村によっては以下の要領で「工事監査」を実施しています。
市の事務事業の執行に係る工事について,当該工事の設計,施工等が適正に行われているかどうか,また,建物等の維持管理が良好であるかどうかを主眼として実施するものです。
工事に関して専門的知識を有する「技術士」の資格者の団体に工事監査の技術面の調査業務を委託して実施しています。
上記の「工事監査」をとおして、インフラ整備事業の計画・設計・施工・維持管理について改善点を報告し、その成果をとおして経済性・効率性の高い公共事業の実現、一般市民目線に適応した魅力ある公共事業の実現に寄与します。